書評:代表竹内

BCGが読む 経営の論点2019を読んで

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経営の外部環境は大きく変化しているが、
少し先の未来は、ある程度見えてきつつあるように思います。
それをより理解していく事は、もしかしたらアドバンテージではなく、普通の事になってきていると思う。
そういった未来の経営において、大事な視点を書かれているのが同書でした。

【竹内の評価】 ★★★★★ 5

【講評】

デジタル化という事で、AIやブロックチェーンを聞かない日はなくなったと思います。
そういった時代には「経営の論点2018」でも紹介されていたように、
「アジャイル」が重要となる、のが非常に理解出来ます。
 色んな最新の経営論点を見ながら、共感したメッセージがいくつかありました。
社内で新規事業にすがったり、やたら推進して来る人がいたとしたら、
「その事業アイディアがそれほど有望なら、あなたが会社をやめて始めたらいいではないか」
こう聞かれると出来ない人が意外と多くなる。
出来る人は起業家である。
なぜかというと、「リスクまで考えず発言しているから」です。
これから人口が減り、付加価値の高い仕事をする事になるわけで、
人として「自分がどうあるべきか」のみで思考し、アジャイルチームで連携出来ない人も、
今後は求められなくなるのだろうと思います。
また、医療分野で気付きがありました。
黒字化に向けて必要な「医療経済性」という視点を持つ事が大事である点です。
ここにはまだチャンスがあるように思えました。
その他「モビリティ革命のキーワード「CASE」」や、「物流危機」「非現金決済」など、
最近のテーマが満載でした。

【同書のチェックポイント】

■デジタル化がもたらす変化は大きく3つの領域がある
1つ目は、デジタル・トランスフォーメーション。顧客との新たな関係性を重視しながら、ものづくり、サプライチェーン、顧客接点、エコシステムなど、デジタルをテコとしてすべてを見直し、バリューチェーンを変革すること。
2つ目は、デジタルベンチャー。デジタルを起点として新規事業を生み出したり既存事業のビジネスモデルを変革したりして、新しい成長モデルを構築。オーケストレーターとしてプロフィットプールを握ること。
3つ目は、組織における働き方の変革。高度エキスパート人材を最大限活用できる組織や人事体系をつくり、企業文化を変革すること。

■より適切な訴求方法をあわせて検討しないと、継続率向上には結び付かない。
■予想される打ち手が実現可能かどうかも、あらかじめ当たりをつくておかなくてはならない。

■3つのポイント
「クイックウィン+継続改善」、実験を実行に紐づけられる人にボールを持ってもらう「バイイン」、誰もが納得する「テーマ設定」

■アルゴリズムが7割、パソコンやデータなどテクノロジー環境の整備が2割、モデルにビジネスプロセスを適合させる工数が1割程度
■ブロックチェーンの特徴。「連続性」と「スタック構造」

■ブロックチェーンの3つの適用領域
①仲介者が不要になる
②トレーサビリティに優れた、信頼性の高い、唯一の情報源
③「スマートコントラクト」

■有望なユースケースは、金融関係やサプライチェーン関連

■(ブロックチェーンは)トランザクションに要する時間が長く、ビジネスの時間軸に合わない、電力消費も大きいなど、マイナス面も露呈しつつあるだろう

■良いアイディアを導出するには「自社のビジネスをどう変えたいのか」「自社はブロックチェーンを使ってイノベーションを起こしたいのかどうか」という本質的な問い

■最適化によるパフォーマンス向上は、大きく「需要予測・計画精度の向上」「ネットワーク最適化」「見える化」という3つのパターンに

■私たちがスコープの検討によく用いるのが「取り組み領域(事業領域)」「テリトリー(対象の国や地域など)」「主要ターゲット顧客」「プロジェクト定義」「上市までの期間」「スケールや単体黒字化までの期間」

■スピードの重要性と不確実性の高さを、経営陣が十分に理解し受容することだ

■撤退基準を用意する

■スタートアップをつくってストップオプションを提供するやり方が効果的

■日本では、手を動かして実際にものがつくれる人間に対する、報酬も含めたリスペクトが不十分なのではないだろうか

■年次の目標管理をやめて、高頻度にフィードバックしあうスタイルに変える、そして正規分布にこだわらず絶対評価に移行する

■複線型の人事制度を用意しない限り、こうした高度専門人材をモチベートすることはできず

■「obeya」(中略)アジャイルチームが一ヵ所に集まることを意味するが、語源をたどるとホンダの「大部屋制」

■トヨタ生産方式のアンドンは、異常が発生したら、直ちに行灯をつけて、ラインの関係者に知らせ、関係者がすぐに集まってその場で問題解決を図る

■健康・予防ビジネスはマーケティング投資ではなく、単体ビジネスとして黒字化しないのか。
(中略)①強すぎるサプライテクノロジー発想 ②「お金が落ちる領域」を見極められない

■株主価値向上から社会的価値向上へ
TSIの事業におけるベネフィットを追求する
①新たな市場の開拓
②革新を促す
③サプライチェーンにおけるコストとリスクの低減
④ブランドの強化とプレミアム価格の実現
⑤優秀な人材を惹き付け、保持する
⑥経済社会の不可欠な要素となる

■モビリティ革命のキーワード「CASE」
connected(インターネット接続)
autonomous(自動運転)
sharing(シェアリング)
electric(電動化)

■物流危機の根本的な解決は難しい。
対策①荷主間の共同物流で、効率化・最適化を図る
②小売企業の物流ケイパビリティ強化
③商習慣や取引制度の変革

■非現金決済
日本における課題
①目的とターゲットの明確化
②顧客接点の強化
③柔軟なビジネスモデル設計

 ▼合わせて読む

「マーケティングとは「組織革命」である。」

「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法」

 「【書評】サブスクリプション」

「BCGが読む 経営の論点とは?2018版

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