書評:代表竹内

2020年からの賃金・雇用・企業について考えた

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日本経済が今後どのようになっていくのか?
については興味関心のある人も多いと思います。
なるようになると思考停止せず、日本だけでなく日本に関わりの深い周辺国も
どうなっているか?の理解も必要。
それをわかりやすくまとめられている。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

日本は東京オリンピックまでは大丈夫、といった希望的観測が

多く、楽観的思考になっていますが本当にそうなのか?

同書では、今後の経済について示唆を投げかけている。

例えば、下記の3つは特に私も共感をしたポイントであり、

景気後退局面に対応できる手はずを整えておかなければならないと感じている。

◆中国の民間債務はすでに日本の過去最高の水準に近づいてきているので、いよいよ中国も日本のバブル末期から崩壊後の経済状況に近づいてきている
◆アメリカ発の金融危機によって世界経済が2009年にマイナス成長に転落した時、世界経済を救ったのは、中国の四兆元の景気対策をはじめ、その他の新興国の旺盛な設備投資や公共投資
◆詰まるところ、2019 ー2020年にはアメリカが景気後退に陥る局面を迎え、その悪影響が中国や日本、アジア、欧州にも行き渡る

こういったリスクマネジメント観点の思考を持ちつつ今後へ対応する必要があると思います。

 

【同書のチェックポイント】

◆世界の株式時価総額とGDPを比較するバフェット指標によれば、世界の株価は2017年の春以降、割高
◆2017年12月時点のNYダウ平均のPERは32倍を越えていて、すでに2007年の住宅バブルの水準を上回り、2000年のITバブル時の水準にも接近
◆最もリスクの高い局面に見えるのに、株式市場は昼寝を決め込んでいるようだ
◆アメリカでは住宅価格が2008年の世界金融危機前の水準に達してようとしている
◆商業用不動産価格は危機前の13倍
◆カナダでも主要都市の住宅価格が危機前の2倍
◆毎年、品川区や豊中市が消失している
◆出生率が現状の144のまま推移するとすれば2065年の人口は現在より3割減の8807万7000人となる
◆イノベーションと生産性向上が失業者を増やす
◆ドイツでは第4次産業革命を意味する「インダストリー40」を推進
◆ロボットの導入が本格化し始めた中国でも、政府内では2025年までに製造業を知能化させる「中国製造2025」
◆銀行・生保・損保業界は人員削減
◆日本の金融機関は欧米の金融機関に比べて人件費などのコストが高く、生産性の改善が課題
◆人が携わる約2000種類の業務のうち、3割程度はAIやロボットへの置き換えが可能
◆裁判にしても、会計監査にしても、特許の出願にしても、人の頭脳をはるかに凌駕するAIが瞬間的に答えを出してくれる
◆最強エリート・医師を襲う淘汰の波
◆日本の大企業は淘汰・再編へ
◆本社機能の地方移転が少子化対策として本質的対策
◆大企業の本社機能の分散は地方大学の振興と組み合わせてこそ

 ▼合わせて読む

・大前研一 世界の潮流2018〜19 ―を読んで

・武器としてのITスキルとは?

・人口減少日本で私たちに起きること

 

 

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WSA代表竹内慎也の著書一覧

代表竹内慎也の書籍一覧です。

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20代から30代にかけて仕事で経験することを、物語で紹介。このストーリーは、大学時代に遊び呆け、就職活動に失敗し、落ちこぼれ営業マンから、懸命な努力をし、トップ営業マンになり、その後、会社で最優秀マネジャーを獲得し 、最年少役員として名が挙がることになった、30代男性をモチーフとした物語です。
自然と営業マンとして必要なマインド、スキル、そしてマネジメントを行う上での原理原則から、今後10年間で必ず問われる、部下との接し方のポイントを学べるようにしたストーリー仕立ての書。



【その他】雑誌・ブログ等に記事多数寄稿。


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