質問の2つのタイプ
こんにちは。ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の森田です。
今回もビジネスの役に立つ、キャリアコンサルタントの知識を、ご案内したいと思います。
今回は、会話の中で自然と使っている「質問」に焦点を当てたいと思います。
皆さんも、会話の中で自然と行っている、「質問」ですが、大きく分けて2つあるというのをご存知ですか?
一つは、「はいーいいえ」のクローズ質問。そしてもう一つは、自由に話してもらう、オープン質問。この2つがあります。
クローズ質問
クローズ質問の場合は、物事の白黒がはっきり付き、答える側も、答えやすい(負担が少ない)というメリットがあります。
オープン質問
一方、オープン質問は、答える側の自由度が高いので、本音が聞き出しやすかったりします。
キャリアコンサルタントは、このどちらのタイプの質問も、特徴をしっかり把握して、その場に応じて使い分ける必要があります。
その際に注意しなくてはいけないのが、カウンセリングの場面のみではなく、一般的な場面においても、更にはビジネスの場においても、言えることなのですが、質問をする時に、質問をしすぎて「詰問」と感じられて、相手に「不快感」や「息苦しさ」を感じられてしまってはいけない、という点です。特に「why(なぜ)」という様な質問をする際は、気をつけなくてはなりません。身構えられてしまうと、それまでの関係性が崩れてしまいます。
しっかりと、関係性を構築していくために、聞き方のニュアンス、そしてタイミング等も考慮して、クローズ質問、オープン質問を、駆使していかなくてはいけません。
この質問技法を、うまく使うことが出来れば、キャリアコンサルタントの現場では、クライアントの抱えている問題点が、そして、ビジネスの現場では、お客様が抱えている問題点が、把握しやすくなるのでは無いでしょうか。
今回は、ここまでです。
次回、また、ビジネスに役立つ、キャリアコンサルタントの知識を共有したいと思います。