書評:代表竹内

経済学入門でもあるし知識補強におすすめ

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経済学というと難解なイメージを持っておられたり、
あるいは、「机上の空論」と思われている方も多いですが、
実はマーケティング理論等のベースになっているものです。
大学で学んだり、資格試験で学んだり、全く知らなかったりする方にお勧めです。

竹内的5段階評価 ★★★★☆ 4

経済学について苦手イメージを持つ方も多いと思いますが、
同書は本当に仕事をする中で(中小企業診断士を想定)、
必要な経済学知識のみに絞っているため、
極めて難解な理論はない状態です。
マーケティングやセールスを行っていく人には、知っておくと
考えるヒントになる事が多いと思います。

【同書のチェックポイント】

◆ややこしいモデルもそのベースにあるのは単純な理屈だったりします。

◆経済学の8つの掟
人々はさまざまなインセンティブ(誘引)で行動する
取引はすべての人々を豊かにする
合理的な人々は限界的な部分で考える
相対的に量が多いものは価値が低く、少ないものは価値が高い
需要と供給で最終的な価格(価値)が決まる
まず全体の利益を大きくしてから個々の利益を考える
全体は部分の合計とは限らない
市場が機能しなければ政府が手を差し伸べるしかない

◆生産性の謎
人間は努力をほとんどしなくても年2%程度の生産性の向上を成し遂げてしまう

◆自社製品やサービスの差別化を図って顧客の支持を得て、なるべく需要曲線の傾きを急にする努力が必要

◆消費者の恩恵のことを消費者余剰といい、それは消費者が思ったより安く買えてお得な分の合計なのです。
生産者余剰、それは企業が思ったより高く売れてお得な分の合計

◆経済成長の第1段階は、低生産部門から高生産部門への労働者の移動によって実現します

◆第1段階から第二段階への転換点を「ルイスの転換点」といいます。この段階では設備投資より労働者一人当たりの生産設備の充実を図ることになります
第3段階(中略)やがて設備投資がひと段落すると、今度は知識や技術、技能による生産性の向上が求められるようになります。

◆「中所得国の罠」に陥るのは、技術力では先進国に劣り、労働力の安さでは低所得国に負けるというジレンマに陥るからで、ここから抜け出すには外資を導入し、知識水準を高め、イノベーションを行なっていくしかありません。

◆成熟社会で求められるのは、規制緩和や高度技術による生産性の向上、イノベーション政策

◆国際金融のトリレンマ
自由な資本移動、為替レートの固定、物価の安定(金融政策の独自性)の3つを満たすことはできない

◆総需要が引っ張ることで物価が上昇することをディマンドプルインフレといいます
総供給が引っ張ることで物価が上昇することを。コストプッシュインフレといいます

 ▼合わせて読む

・一番わかりやすい日本経済入門書でした

・共感から始まる顧客価値創造

・BCGが読む 経営の論点とは?2018版

・アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」・

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WSA代表竹内慎也の著書一覧

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【電子書籍】

仕事の本質


20代から30代にかけて仕事で経験することを、物語で紹介。このストーリーは、大学時代に遊び呆け、就職活動に失敗し、落ちこぼれ営業マンから、懸命な努力をし、トップ営業マンになり、その後、会社で最優秀マネジャーを獲得し 、最年少役員として名が挙がることになった、30代男性をモチーフとした物語です。
自然と営業マンとして必要なマインド、スキル、そしてマネジメントを行う上での原理原則から、今後10年間で必ず問われる、部下との接し方のポイントを学べるようにしたストーリー仕立ての書。



【その他】雑誌・ブログ等に記事多数寄稿。


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