労働関係法令

成果主義の時代のインセンティブ(出来高給)のメリット&デメリット

成果主義の時代のインセンティブ(出来高給)のメリット&デメリット

成果主義の時代のインセンティブ(出来高給)のメリット&デメリット

 

皆様、こんにちは!

ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の叶です。

今回は「成果主義の時代のインセンティブ(歩合給、出来高給制)のメリット&デメリット」についての内容をお送りいたします。

 

 

【労働時間の要素が薄いインセンティブ(歩合給、出来高給制など)】

インセンティブ(歩合給制、出来高給制など)は、仕事の成果や量に対して賃金を支払うものです。

月給制や時給制などが、一定期間の所定労働時間に労働したことに対して賃金を支払うのに対して、

労働時間の要素は薄くなっている(時間制が弱い)のが特徴です。

出来高給の決め方は、「出来高の〇%を支払う」というものや、「この仕事1回の単価〇万円」というものなど、

さまざまとなります。

 

 

【メリット / 残業代の単価が低くなる】

インセンティブでも、法定労働時間を超えた分の残業代は発生しますが、算定対象となる労働時間数と割増率が

固定的な賃金とは異なることに気をつける必要があります。

インセンティブの場合、1時間当たりの賃金を出すための算定対象となる労働時間数は、所定労働時間ではなく、残業時間も含めた総労働時間です。つまり、「その仕事の成果を出す(量をこなす)ためにかかった時間」であれば、所定労働時間も残業時間も同列に扱うということです。

したがって、固定的な賃金とインセンティブが同じ10万円の場合、通常は所定労働時間よりも労働時間数のほうが長いため、時間単価は出来高給のほうが低くなります。また、時間制が弱いので、割増率が低くなっています。このようなことから、インセンティブを導入すると、残業代が低く抑えられるというメリットがあります。

 

 

【デメリット / 賃金額の変動が大きい】

デメリットは賃金額の変動幅が大きいことです。

総労働時間は毎月変わるので、毎月計算が必要になります。

インセンティブを賃金に組み入れる際は、このようなメリットとデメリットを考慮し利用しましょう。

 

 

 

 

 

【まとめ】

1、インセンティブ(歩合給制、出来高給制)

  ★時間制が弱く、成果性が強い

  ・成果を上げたり、量をこなしたことに対して、賃金を支払う

  ・残業時間を含む、成果を上げるために要した時間を労働時間とみなす

 

2、時給、日給、月給 など

  ★時間制が強く、成果性が弱い

  ・所定労働時間に働いたことに対して賃金を支払う

  ・賃金に、成果(量)は含まれない

 

ご一読いただきましてありがとうございました!今回の内容はここまでとなります。

皆様、次回もどうぞ宜しくお願いいたします!

 

 

 

参考文献: 下山智恵子 著「労働基準法がよくわかる本」 成美堂出版

今井慎 新井将司 監修「これ一冊でぜんぶわかる!労働基準法」 ナツメ社

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