書評:私が気になったビジネス本をご紹介

定性的に会社を見抜く為の書籍-投資レジェンドが教える ヤバい会社

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どういう会社が伸びていくか?という点については極めて難しい判断を問われる事があると思います。
多くの場合は定量数字や今後の事業の将来性などを見るのでしょうが
それ以外の定性的な部分が実は結構経営的には重要である事が多いようです。
非常に納得感ある内容を指摘してくれている書籍がありましたのでご紹介します。
こちらはかなりイチオシの1冊です。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

ひふみ投信で有名なファンドマネジャー藤野氏の
投資先企業を選別する際のファンダメンタル等の指標以外の
部分からの企業の見抜き方について書かれている本です。
投資というとPER・PBRやROE・ROAといった指標や
自己資本比率がどうとかとったファンダメンタル分析などを
イメージする事が多いですが同書では全然違う定性情報を元に
買い=成長期待の高い会社を把握する方法を紹介しています。
例えば下記のような点は非常に納得感ある説明をされていました。
それでいて簡単な事だと思っています。
「社内でスリッパに履き替える会社の株は上がらない。」「サラリーマン社長の会社の株は上がらない。」

「会社ウェブサイトに社長や役員の写真がない会社の株は上がらない。」

「コピー機の周辺やトイレが汚い会社への投資は損をする 」

「晴れているのにカサ立てにカサがいっぱいある会社は成長しない 」

投資するかどうか以前に同書のような細かい点を
会社でも実践することはとても重要だと経営者として感じる1冊でしょう。

【同書のチェックポイント】

■「決めゼリフ」のある社長のほうが事業の成功率が高い

■質問すると怒り出す社長の会社は、経営状態が悪化している

■お茶を飲み干す社長の会社は、株価が上がる

■社内でスリッパに履き替える会社に投資しても儲からない

■“サラリーマン社長”の会社は成長が期待できない

■企業経営において重要なのは「目線の長さ」

■社長の保有株比率が高い会社のほうが株価が上昇する

■過去の苦労話ばかりする社長の会社は成長が止まる

■社長のコンプレックスは株価上昇の原動力になることが多い

■コンプレックス解消で経営者の闘争心が消えることも

■成功している経営者を見ると、実はネガティブシンキングの人が少なくありません

■大成功している社長は例外なく「ケチ」で「メモ魔」で「細かい」

■創業社長は口ぶりが偉そうだったり強面で口うるさかったりするタイプでも、こうした「後片付け」を自分でやる人が多い

■自社サイトの社長挨拶の主語が「私・私たち」の会社は伸びる

■SNSで有名人との会食の写真ばかり載せる経営者に注意

■“ダメ社長”が心を入れ替えたときは投資の大チャンス

■社長の自伝を本人がプレゼントしてきたら、その会社は伸びない

■豪奢な新社屋に入居した会社はその時点が業績や株価のピーク

■立派な社屋は「ぶら下がり社員」を増やすだけ

■晴れているのにカサ立てにカサがいっぱいある会社は成長しない

■会議室の時計が5分以上ズレている会社に投資してはいけない

■女性社員を「ウチの女のコ」と呼ぶ会社は人材活用の意識が低い

■決算説明会の資料が急にわかりやすくなった会社は買い

■何事業もあるのにセグメント情報の開示が少ない企業は、株価が上がらない

■ニュースリリースなどで頻繁に情報を出している企業、中でも「事業提携」や「新商品・サービス」の話題が多く、まだ実際にはスタートしていない案件を「今後開始する予定」としてどんどん発表しているところには注意

■人事の世界で有名な「ピーターの法則」(日本の大手企業の場合は組織内のポジションは辞めることがないので、それ以上は出世できない無能な人で溢れてしまう)

■経営トップの知名度と株価はある程度連動する

■流れが一つなのが一流、流れが二つあるのは二流。目標や方針にブレがなく、ビジョンが明確で、その浸透に尽力している会社こそ一流にふさわしい

■コンプレックスは人を動かす大きな原動力となる

■成功する社長にはねばり強く諦めない姿勢があり、明るいか暗いかではなく話していてパワーを感じるかどうか、タフさがあるかがポイント。

■成功企業の社長は倹約家でタクシーすらほとんど乗らない

■お茶を飲み干し、ありがとうと言える社長の会社は株価は上がりやすい

■ヤフーファイナンス等の掲示板が賑わっていれば株価には成長性がすでに織り込み済み

■豪華な社長室と同様、企業の経営に豪華なクルマは不要

■コピー機の周辺やトイレが汚い会社への投資は損をする

■若い経営者への交代はプラスであることが多い

 

▼合わせて読む

・生涯で500以上の会社の設立に関わった渋沢栄一の100の”金言”とは・

・「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」を読んでみて・

・「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標 を読んで得たこと・

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