経営者

古典とキャリアを組み合わせた人材育成とは

皆様、こんにちは。ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の江熊です。

温故知新の発想

人材育成やキャリアについて考える事は、実は生き方について考える事とつながっており、生き方について考えるうえで、大きな示唆を与えてくれるものの一つとしては古典があります。

長い間多くの人に読み継がれ、残ってきた古典は、決して色褪せず、むしろ、イノベーションを起こす上でも、有効な学びや気づきを与えてくれるものだと思います。

日本では「万葉集」や「古事記」が古典に当たるかと思いますが、中国の古典で有名なものといえば四書五経があります。

四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」、五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」で、比較的孔子の「論語」や孟子の「孟子」等は有名かもしれませんが、なかなか全部読んだことのある人も少ないかと思います。

私自身もそれぞれ部分的に読んできた形ですが、歴史や哲学等、他の本等での引用でも、よく使われており親しんできたので、私自身の考え方にもこれらの書物の影響は大きく受けています。

例えば、論語の「己の欲せざるところ人に施すなかれ」(自分がされて嫌なことは人にするな)の様に、しらずしらずのうちに我々の文化や伝統、潜在意識の中にそれらの考え方は入ってきている可能性もあります。

修身・斉家・治国・平天下

今でこそキャリアコンサルティングの時に使うジョブカードの一枚目、キャリアプランシートでは細かく、興味関心、強み弱み、目標やこれから取り組んでいくこと等に分かれていますが、以前は、「目標とする職業・職務・働き方、向上・習得すべき能力等、必要な職業能力開発等について記入」と書いており、自由記述形式だったので労働者自身やキャリアコンサルタントの視点や力量等が大きく問われるものでした。

そのジョブカードを使いながらキャリアコンサルティングを行っていて、その人の目的や生き方、広義の意味のキャリアと日々の業務、生活等の話を聴いている時に、ふとある言葉が思い浮かんできました。

それが、四書五経の中の「大学」の中にある、「修身・斉家・治国・平天下」という言葉です。その意味は、天下を平らかにするには、まず自分の身を修め、そして家をととのえ、次に国家を治め、そして天下をよく治めることができる、という感じになります。

人は生きていく中で様々な役割を担いながら日々の生活を送っています。

キャリアにおいても自身の目標、家や家族、友人や身近な人にしてあげたい事、国は今でいう所の自身の所属している組織や共同体、会社や地域等でどんな事を成し遂げたいか、そして天下、社会のために自分が何をしたいか、どんな社会になってほしいのか、という事を、普段はごちゃまぜになっているかもしれませんが、あえて分けて考えたほうが良いのではないか、と思い、それぞれの項目「自分」「家や家族」「会社や組織」「社会」に分けて、それぞれに対する目標やビジョン、キャリアプランについて聴く、という事を行っていました。

時代を超えた知

経営等においても、「孫子の兵法書」等の古典を活用されたりしています。「孫子の兵法書」に関しては、第一次世界大戦の敗戦によりドイツ皇帝の座を追われたヴィルヘルム2世が、退位後この本を知り、20年早く読んでいればこんなことにならなかったのに、と後悔したという有名なエピソードがあります。

孫子の兵法書は、春秋時代の孫武、または、その子孫の孫臏に(そんびん)より書かれたと言われていますので、2500年位前の本となります。

明治維新を起こした士分(武士)の身分にあった人たちは、皆四書五経や日本の古典の素養があり、また庶民のレベルのおいても、寺子屋等で論語等の古典の素読を行っていたことを考えると、当時の日本の教育水準は高く、世界と比べても日本の識字率は圧倒的に高かったという記録もあります。

このような文化的遺産がある日本に生まれてきた、あるいは住んでいるという利点を生かして、外国からの知識や最新情報もうまく取り入れながらも、日本や中国の古典等にも親しんでいくことで、キャリアや経営等にもプラスになるかと思います。その様な幅広い視点を持ちながら、人材育成に携わっていければと思います。

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