組織活性化

マイスター制度がもたらす メリット・デメリットとは?

マイスター制度がもたらすメリット・デメリットとは?

マイスター制度がもたらす

メリット・デメリットとは?

 

こんにちは。

ウィル・スキル・アソシエイト株式会社のコンサルタント今吉 勝也です。

今回は「マイスター制度」についてご紹介していきたいと思います。マイスターと聞いて思い浮かぶのがコーヒーマイスターではないでしょうか?

コーヒーマイスターとは、コーヒーに対する深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことで、日本では初めての認定資格となっています。

 

マイスター制度とは?

 

今回の「マイスター制度」とは、もともとドイツ発祥の職能訓練制度の事で、中世以来の手工業の技を引き継ぐために1953年に法制化され、ドイツの産業発展を支えてきました。マイスターとはドイツで親方を意味し、各職人の専門的な技術や理論を完全にマスターした人を「マイスター」とし称号を与え、称えられています。

 

熟練された技を正確に後世へ継承することができるマイスター制度は高度な技術を数多く保有する日本との親和性が非常に高く、早期から国内での活用に向けた取り組みが進められてきました。その結果、日本政府や地方自治体、民間団体が中心となって実施する様々な「マイスター制度」が誕生しました。

近年、日本の人事領域においても、このマイスターの概念を取り入れ、1つの分野に精通したプロフェッショナルや、匠の技を極めた従業員を適切に処遇する仕組として、或いは、そういった専門分野を確立した従業員への対価(報奨金等)支払いの仕組みとして「マイスター制度」といった名称で仕組化を図り導入している企業が増えてきているようです。

 

マイスター制度を導入するにあたって

 

仕組みの適切な導入・運用は、従業員が1つの専門領域を極めるための継続的な取り組みを促すことに寄与し、「マイスター制度」を導入する際には、対象者を正社員だけに限定せず、契約社員やアルバイトといった、いわゆる非正社員も対象者に含めるといった傾向も1つの特徴となっています。

従って、「マイスター制度」は正社員、非正社員を問わず、広く従業員のモチベーションの維持・向上の施策の1つとして活用されたおり、正規社員、非正社員の垣根が崩れてきている雇用環境において、重要性の増す仕組みの1つとして今までと同様に、今後も注目される仕組みと言えます。

 

日本国内の様々な場所で活用されているマイスター制度ですが、その効果を一番高く得られる環境が作業場や仕事場であることは今も昔も変わりません。守るべき伝統や技術の見極めをしっかりと行い、自社独自のマイスター制度を創設して運用していくことにより、企業は次のようなメリットとデメリットが出てきます。

 

メリット

・マニュアル化しにくい要素を継承できる

・マインドの共有

・後継者教育を意識的に実施できる

・独自技術のブランド化

・モチベーションアップと組織活性化

 

 

デメメリット

・制度対象技能の選別が必要

・イノベーションが減少しやすい

・モチベーションを低下させてしまう技術者もいる

 

 

 

 

今回のご紹介はここまでとさせて頂きますが、この記事を読んで下さっている方の中で「マイスター制度」導入を考えておられる場合は、全技術者にとって明るい希望となるように意識しながら制度作りを進めてみてはいかがでしょうか?

 

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