「トヨタ式ホワイトカラーの業務改善 最少人数で最強組織をつくる」を読んでみて
営業組織コンサルタント竹内慎也
合理的な生産性、無駄を省くことを最も追及している業界は製造業だと思います。
さらに、その中でも、トヨタ社は突出していると感じています。
カンバン方式、目で見る管理etc ほかの業界でも参考にしたいことが多いです。
今回ご紹介する本
トヨタ式ホワイトカラーの業務改善 最少人数で最強組織をつくる
石橋 博史 (著)
同書の内容とは
同書は、トヨタ式業務改善ということで、ホワイトカラーの仕事に対して、トヨタ式で、「ムリムダムラ」
例えば、私が今携わるのは、営業組織のコンサルティングですが、昨今流行りのSFAをうまく使えていないかったり、使っていても、単なる報告のみに終わっていたりすることもありますが、これは、ツールが先行しているからであり効果的な手を打つ=ツールを使うことではない。
という事が明確にわかった1冊でした。
自社改善をしたい方には、非常にいい1冊です。
仕組み化の第一歩として、かなりお勧めです。
竹内的同書のポイント
■気付きの環境づくりが成果を生む
■業務改善は習慣化できる
業務のチャート化
仕事の数値化
■人の意識と行動は簡単に変えられる
■モノと同様に人もカイゼンできる
■経営者はビジョンの解決策を示す
■マネジメントサイクルを早く回す
■人材不足なのではない。人材を育てていないだけ
■90%の仕事は誰にでもできる
■業務の可視化で人と仕組みを変える
■業務のプロセスを丸裸にしていく
■業務を誰もが目で見てわかる状態にする
■業務の流れをチャートで表す
■日々の記録で業務の実態をオープンに
■可視化によって役割、分担が明確になる
■思考業務も分解して標準化できる
■業務改善活動を進める際は、素直にやってみる、
■個人のスキルを伸ばして組織に還元する
■可視化が客観的な人事評価を可能にする
■多能職化で視野が広がり専門性が高まる
■応援しあう仕組みで組織の効率を極限まで高める
■業務効率化で生じた余剰人員を会社の強みに変える
■ダラリの法則を分析する
管理と間接業務に潜むムダを定義する原点のムダ=停滞、運搬、手待ち、付加価値を生まないムダ
三不のムダ=ヒトモノカネが対象不均衡のムダ
三弱のムダ=弱目的、弱基準、弱可視から生じる。問題が問題になりにくいムダ
三無のムダ=無関心、無対話、無改善。進歩を生まないムダ
三悪のムダ=重複、転記、確認。効率性を阻害するムダ
■情報のキャッチボールを排除
■紙の削減は最も取り組みやすい改善
■目的がわからない作業はやめてみる
■リスク排除と効率化を同時に実現
■情報システムの陳腐化はムダの温床
■コスト削減に大きな効果をもたらす
■可視化すれば飲み会はいらなくなる
■情報システムの実態を知り、改善案をつくる
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