キャリアコンサルティング

キャリア・アンカー-あなたがキャリアを築く上で最も大切にしなければいけない”何か”を気付かせてくれる-

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キャリア・アンカー

-あなたがキャリアを築く上で最も大切にしなければいけない”何か”を気付かせてくれる-

こんにちは。ウィル・スキル・アソシエイト株式会社のコンサルタント森田と申します。

前回(意外と知られていないキャリアカウンセリングをマネジメントに応用する方法)に引き続き

今回もマネジメントの役に立つ、キャリアカウンセリングの情報を発信していきたいと思います。

今回は、キャリアカウンセリングの、「発達論的アプローチ」と呼ばれる分野をご紹介したいと思います。

キャリアカウンセリング・発達論的アプローチとは

キャリアカウンセリング

発達論的アプローチでは、人生を通じたキャリアの中で、人は主に、どの時期にどのような課題を持つことが多いか、クライアントが現在、人生のどのような時期にあり、どのような課題をもっている可能性があるのかを知ることができ、その課題を克服するための援助が出来ます。

この中でも、今回はシャイン博士のキャリア理論をクローズアップします。

シャインは、個人の人生を3つの領域に分けそれぞれにサイクルがあるとしました。

以下の3つのサイクルが相互に影響を受けて人生全体のライフサイクルを構成しているとしました。

3つのサイクルは以下の通りです。

■人が影響を受ける3つのサイクルとは

人生

  1. 生物学的、社会的なサイクル
  2. 家族のサイクル
  3. 仕事・キャリアのサイクル

この3つのうち、今回、仕事・キャリア、そして、マネジメントに関わる部分をご紹介させて頂きたいということで「③仕事・キャリアのサイクル」について見ていきます。

ここで、紹介したい考えが「キャリア・アンカー」です。

■キャリア・アンカーとは?

キャリア・アンカー

キャリア・アンカーとは、シャインが提唱した概念で、個人が選択をしなければならない時に、絶対に放棄することのできない「欲求・価値観・能力など」のことで、その人の核になるものです。

鎧をしっかりと停留させるものがアンカー、錨です。

つまり、人のキャリア選択の際に最も大切にしているもの、譲れないもので、その人のキャリアの積極的定着促進要因です

キャリア・アンカーは、研究の結果、8つのカテゴリーに分類することが可能であることが分かりました。

ここで、まずコンピタンスという用語が出てきますので、そちらだけをご紹介させて頂くと、「コンピタンスとは、「コンピテンス」ともいいますが、要は専門的な能力、スキルの事を指します。

■8つのキャリアアンカー

複数で攻める

①専門コンピタンス(TF)Technical/Functional Competence

特定の分野(企画、販売、人事、エンジニアリングなど)で自分の能力や技術を発揮し、自分の能力を活用することで自分らしさを確立すること。その分野で新たな挑戦をし、成長していくことを最も幸福に感じます。

②経営管理コンピタンス(GM)General Managerial Competence

さまざまな人の力を結集し、成長を生み出し、その結果に責任を負い、信頼に応えること。組織内のさまざまな機能を相互に結び付け、対人関係を処理し、集団を統率する能力や権限を行使する柔軟な能力を発揮し、組織の期待に応えることが出来た時、最も幸福を感じます。

③自律(立)(AU)Autonomy/Independence

組織のルールや規則に縛られず、枠組みを自分で決め、自分のやり方で仕事を進めていくこと。組織に所属している場合、仕事のペースを自分の裁量で自由に決めることができるようにしたいと希望します。

④安定(SE)Security/Stability

キャリアを安定させることによってリラックスし仕事に「満足度」を持つこと。雇用保険、年金、退職手当等の経済的安定を得ること。一つの組織に勤続し、終身雇用の保障が得

られる限り、組織側の要望は何でも前向きにやるといった、組織への忠誠や献身がなどがみられます。

⑤起業家的創造性(EC)Entrepreneurial Creativity

なにか新しいものを創り出すこと。障害を乗り越える能力と意気込み、リスクを恐れず何かを達成すること。何かを築き上げ、それが自分の努力によるものだという実感を得たいという強い欲求が主な原動力です。

⑥社会への貢献(SV)Service/Dedication to a Cause

暮らしやすい社会の実現、他者の救済、教育など、価値のあることを成し遂げること。転職してでも自分が関心を持っている分野で仕事をする機会を追い求めるでしょう。自分の価値観に反する組織の元では働かず、自分の理想や主義主張のために働くことが出来ないのなら、昇進も拒むでしょう。

⑦チャレンジ(CH)Pure Challenge

一見解決困難と思える問題の解決に取り組むことや、手ごわい相手に打ち勝とうとすること、あるいは難しい障害を克服しようとすることなど。不可能に打ち勝つプロセスが重要

なのです。知力を要する仕事において純粋にやりがいを感じる人、人と人との競争にやりがいを感じる人などが含まれています。目新しさ、変化、そして難しさ自体が目的になり

ます。

⑧全体性と調和(LS)Lifestyle

個人的な欲求、家族の要望、自分の仕事に求めるもののバランスや調整をうまくとることに精力を傾けます。全体として自分のライフワークをまとめることができるようにしたい

と考えています。したがって仕事を考えるときは、そうしたことが思いどおりに出来る状況をつくり出そうとします。

どうでしょう?

まとめ

まとめ

みなさんは、この8つのカテゴリーのどれに、当てはまりますか?

私は「⑦チャレンジ」かなと、思っています。

皆さんが、マネジメントをされる際、皆さんの部下は、どのカテゴリーにあてはまるでしょうか?

その部下が「どういったことを重要視しているか?仕事を通じて何を求めているのか?」を考慮することで、あなたのマネジメントは向上するはずです。

また、自己イメージと、他者が考える、あなたのイメージは違うかもしれません。

そう考えると、自分が周りからどう取られているか?が分かることにもなるので、一度、「この8つでどれにあてはまるかな?」など聞いてみるのも、面白いかもしれません。シャインの理論は組織論としても、重要にとらえられていることが多く、実際、組織内でのキャリアの移動なども、研究、発表をしてます。

もちろん、キャリアアンカーは一つの要素だけではなく、複合されているかもしれません。

マネジメントだけではなく、自分自身がどうやってキャリアを進めていくかの、ご参考にしてください。

今回は、このあたりで終了です。

お付き合いいただき、ありがとうございます。

次回も、マネジメントに有益な情報を発信して行きます。

(*出典元:GCDF-Japan キャリアカウンセラートレーニングプログラム テキストブック)

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