書評:代表竹内

やはりバブルだったのか?

xET5mbTbBy2cZ1A1519179775_1519179846
タワマン投資、訪日客、大阪ミナミの地価、ビットコイン、不動産、世界同時株安、AIなど
様々なものに人気が集中している。
この狂乱状態はバブルなのでしょうか?
現時点より少し前の書籍ですが、かなり言い得てる点が多い書籍です。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

同書は今の日本への警鐘と言うか、新たな気付きを提供している。「日本経済は、「バブル期以来」「バブル期超え」を示す指標が相次いでいる。
人手不足の目立つ雇用市場で、有効求人倍率は1.5倍を突破し、高度成長時代の1974年並みになった。」

そしてその上で現在の状態について
「政府・日銀は経済成長と物価上昇率2%を目指し、マネーをジャブジャブに供給し続ける姿勢を崩さない。この状況が続ければ、経済の実態を上回るマーケットの過熱=バブルが再び起きるし、現にその兆候はそこかしこに見られる。」
とあるがこれは現実的に起こっていて先日下げた事にも影響している。
また、とはいえ、過去のような過熱感があるわけでもなく、得体の知れないものである印象があります。
日経平均株価は2万円台に乗ったが、80年代のような過熱感はない
一方で債券市場は日銀の管理下のもと、典型的バブル状況。また相続税制度のゆがみをついたアパートローンの膨張、インバウンド消費を背景とした一部商業地地価上昇など、過去になかった事態が相次いでいる。」
とあるように、全く新たな動きをしているのでしょう。直近の日本を理解するために良い1冊です。

【同書のチェックポイント】

◆バブルを定義すれば、ファンダメンタルズ(実体)に基づく理論価格からかけ離れた資産価格

◆インバウンドが伸びると輸出も伸びる

◆背景にあるアジア諸国の所得増加

◆目立つ大阪商業地の地価上昇

◆賃金上昇はアルバイト・非正規社員が先行

◆IT関連に変わって、オリンピック関連投資や都市部の再開発関連投資などで活況を呈してる建設業が、全要素生産性を押し上げている

◆人口減少に伴う住宅需要の減少で「不動産の9割が下がっていく」

◆日銀は金融緩和政策の一環としてリートを年間900億円ペースで購入
①日銀は日米欧の中央銀行で常に最後に利上げ、②日銀の利上げ後はすべて世界同時減速、③同時に世界的な金融市場の変動が生じ新興国問題を作る

◆1%に満たない一握りの超富裕層が世界の半分近くの富を握る

◆実体経済に比べて金融資産のウエートが高まっていく。かくして、リーマンショックで懲りたはずなのに、バブルを生み出しやすい環境がしつらえられている

◆アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、Facebook 米国の五大IT企業は今やそのまま米国の時価総額のトップ5

 

 ▼合わせて読む

・一番わかりやすい日本経済入門書でした

・共感から始まる顧客価値創造

・BCGが読む 経営の論点とは?2018版

・アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」・

Comments

comments

WSA代表竹内慎也の著書一覧

代表竹内慎也の書籍一覧です。

【一般書籍】
評価される人のすごい習慣

2017年11月30日発売

約2万人を育てた人材育成のプロが教える、

“評価される人"になる最強スキル!!

■PDCAよりも強力な「MAPS」
・著者が現場で実際に使っている万能ツール。
・1000社以上の企業で研修を行い、約2万人を育てた実績。
・結果を出したやり方を再現するので、誰でも同じ結果を出せる。
・“評価される人"に必要な特性、習慣が身につく。
・個人はもちろん、チームの力も上がる。

――仕事で成果を出そうとして「一生懸命やっているのに結果が出ない」。
――言われたことはしっかりとこなし「がんばっているのに、認められない」。

そんな悩みも、「MAPS」でダントツの結果を出せば解決できます!
【 著書紹介 】非エリートの思考法



2012年6月発売

2流大学出身、ニートの経験など、エリートと言われる人たちとは違う経歴を持つビジネスマンは多い。しかし、そんな非エリートたちの中には、エリートよりも早く出世していったり、商売感覚にすぐれていたり、稼げるビジネスマンになる人だっている。 どんな考えで、どんな努力で、どんな姿勢で、仕事をやっていけば一流と言われるようになるのかを説いた本。

【電子書籍】

仕事の本質


20代から30代にかけて仕事で経験することを、物語で紹介。このストーリーは、大学時代に遊び呆け、就職活動に失敗し、落ちこぼれ営業マンから、懸命な努力をし、トップ営業マンになり、その後、会社で最優秀マネジャーを獲得し 、最年少役員として名が挙がることになった、30代男性をモチーフとした物語です。
自然と営業マンとして必要なマインド、スキル、そしてマネジメントを行う上での原理原則から、今後10年間で必ず問われる、部下との接し方のポイントを学べるようにしたストーリー仕立ての書。



【その他】雑誌・ブログ等に記事多数寄稿。


執筆に関するお問合せ

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>