書評:代表竹内

さらに「幸せになる勇気」も読んでみて感じた事

2013年に 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え がベストセラーとなり、そこから続編の「幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII」が出版されている。どういう差が本にあるのか?が気になってしまいこちらも読んでみることにした。

こちらは、組織を持つ人や家庭での事にも想像を膨らませつつ読めるようなものでした。


幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

【竹内の評価】 ★★★★★ 5

【講評】

1冊目の書籍の書評で書いた事は、さらにまとめればこういう感じです。「個人や自分に関すること」です。もちろん他者との関係性の中での事ですが、同書については、これがより組織を率いる視点であったり、家族を支える・引っ張っていく親としての視点であったりと変化している。

この中で最も共感をした点は、「問題行動の5段階」という点です。

人が問題を起こす際は、たいてい3段階目までがほとんどと言われており、それは「称賛→注目に躍起→権力争い」という流れで、この権力争いは、相手と自分と対等の立場だと思ってある意味ポジションを引きづりおろそうとする行動である。

これを無視すると、さらにエスカレートして、個人的な復習→己の無能さの誇示となるとのことで、問題行動そのものの入口が「称賛を求める」という事からスタートしているということです。

そしてこれは「所属感」から来ているという事。自分はその中で特別な地位にいたいという欲求から来ているという事で、人間の隠れた本質を見事に突いていると感じた。

これ以外には、「 教育する立場にある人間、そして組織の運営を任されたリーダーは、常に自立という目標を掲げておかねばならない 」という点で、自立や自走と言う事が目標であり、依存するような運営はダメであることや、「人間の価値は、どんな仕事に従事するかによって決まるのではない。その仕事にどのような態度で取り組むかによって決まる 」については、以前から思っていた思考と一緒で非常共感出来ました。

教育を考える意味でも何度か読みたい1冊。

【同書のチェックポイント】

◆行動面の目標はふたつ。
 ①自立すること
 ②社会と調和して暮らせること
心理面の目標が次の二つ
 ①わたしには能力がある、という意識
 ②人々はわたしの仲間である、という意識

◆問題行動の5段階、たしかに興味深い分野です。まずは称賛を求め、次に注目されんと躍起になり、それがかなわなければ権力争いを挑み、今度は悪質な復讐に転じる。そして最終的には、己の無能さを誇示する。
そして、そのすべては所属感、つまり共同体のなかに特別な地位を確保することという目的に根差している

◆ 怒りとは、人と非とを引き離す感情である
◆ 変えられないものに執着するのではなく、勧善の変えられるものを直視するのです。
◆ 教育する立場にある人間、そして組織の運営を任されたリーダーは、常に自立という目標を掲げておかねばならない
◆ いつでも援助する用意があることを伝え、近すぎない、援助ができる距離で見守る
◆ 組織は、賞罰も競争もない、ほんとうの民主主義が貫かれていなければならない
◆ 競争原理ではない、協力原理に基づいて運営される組織
◆ 人間はその身体的な弱さゆえに共同体を作り、協力関係の中に生きている。
◆ 人と違うことに価値を置くのではなくわたしであることに価値を置く
◆ すべての仕事は共同体の誰かがやらねばならないことであり、われわれはそれを分担しているだけ
◆ 人間の価値は、どんな仕事に従事するかによって決まるのではない。その仕事にどのような態度で取り組むかによって決まる
◆ ありのままの自分を受け入れることができず、絶え間なき不安にさらされているからこそ、自分にしか関心が向かない
◆ 愛とは信念の行為であり、わずかな信念しか盛っていない人は、わずかにしか愛することができない


幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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