書評:代表竹内

あの同族企業はなぜすごいのか

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よく「創業者はすごく2代目・3代目はダメだ」みたいな話を聞きます。
また「社長は営業出身が大半で営業やってないと成功しない」という話を聞きます。
がしかし同書を読んでそれは間違いだったと思えました。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

同書にも書かれているように同族企業のイメージとは
「バカ息子の暴走」「親族への身びいき」といった不祥事の代名詞か、「老舗の論理」で語られることがほとんどだったのですが同書ではそれは違うという事を紹介されています。
トヨタをはじめ上場企業の過半数は実は同族企業であったりしますし
自己資本比率や流動比率・ROA等の経営指標も高いということを証明されています。
起業家にとっても経営者にとっても事業承継を考える一つのきっかけとなる1冊です。
思い込みは怖いなと思わされました。

【同書のチェックポイント】

◆同族企業トップとしての義務感、事業承継を「最後の仕事」とする責任感を知った

◆サラリーマン経営者だと何かあったら逃げるかも知れない。しかしファミリーは逃げないことを知っている。ブランドを磨くにはやはりファミリービジネス

◆成長すると世の中がよくなる、が理想に

◆苦しくても進み続けるには信念が必要。ファミリービジネスの場合、経営者にかかつているところが大きいと思う

◆守らなければ、といった考えはない。守ろうとしたら、戦略を考える足かせになるだけだ

◆企業経営はスキルと経営理念の両方が必要。

◆上場企業で同族色のあるところは少なくない。株式所有や役員構成などの点において、同族企業が経済の中枢に深く、広く根を張っている。

◆同族は5割以上に

◆創業家など影響力のあるファミリーが3分の1以上の株を持つ会社は628社。上場企業の約17%

◆経営の安定を示す自己資本比率で見た場合、同族企業は5期連続で非同族企業を上回った

◆同じ安定を示す指標で短期的な支払い能力を表す流動比率についても、5期連続で同族企業が優位な結果となった

◆売上高成長率、R OAとも優位に働くのは技術と経理となった。営業や管理を挙げた創業者の会社は成長性や収益性が相対的に低かった。

◆売上高を伸ばすには業務経験が短く若いほうがプラスに働き、R OAを高くするには業務経験が重要になる。

◆同族企業は支配権をいじするインセンティブが働くため、外部成長よりも内部成長を選ぶ傾向が強い

◆社外のリソースを生かす外部成長は社内にこだわる内部成長と比べて成長スピードが速い

◆修羅場を抜け出すために七転八倒した経験者は、後継者にとってムダではない。

 ▼合わせて読む

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