書評:代表竹内

【書評】捨てられる銀行2 非産運用

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人口減少の日本においての成長産業になりうる資産運用…
前作 捨てられる銀行 (講談社現代新書)に次ぐ2冊目の書籍ですが
こちらは銀行についてというよりもその他の金融機関やファイナンスリテラシーまでを含めた
内容が書かれています。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

前作1に次ぐ2冊目ですがこちらは金融機関の全ての商品設計や考え方
そのものが変化に直面している事を分かりやすく書かれています。
 前作が対法人向けだとしたらこちらは個人の資産運用面について書かれているとも言えます。
ファイナンスリテラシーを高めつつ新時代に考え方を合わせていく
「貯蓄より投資」を実践するうえでは潮流を確認しておきたい1冊だと思います。
帯に書かれている
「顧客のカネを高い手数料で奪い悲惨運用、非産運用を繰り返す銀行・証券・生保・運用会社は森金融庁によって見える化され、自然淘汰に追い込まれる」これが概ねのこれまでの過去を示しているといえます。
ただ捨てられる銀行 (講談社現代新書)を読んでからの方がより理解は深まるでしょう。
営業として情報の非対称性が生まれやすい、専門家と個人の差がある場合においての
営業スタンスも営業としては学ぶ事が出来る1冊です。
情報を独占する側が情報を持たないお客様を騙すのではなく繁栄を考えること
これは極めて重要だと改めて思いますね。

【同書のチェックポイント】

■欧米と比較すると、日本は手数料獲得のための金融商品販売が明らかに多い
■時代の価値観が変わったのに顧客本位のビジネスモデルを構築できない金融機関は生き残れなくなる
■目先の利益にこだわり、顧客本位が言葉だけになっていないか?
■金融商品やサービスの販売で顧客の情報の少なさを悪用できないように、手数料など商品特性の開示を強化
■顧客のカネを高い手数料で奪い悲惨運用、非産運用を繰り返す銀行・証券・生保・運用会社は森金融庁によって見える化され、自然淘汰に追い込まれる
■初心者の利用しやすさを重視し、値動きが分かりやすく低コストのインデックス投信を「望ましい」とする一方、運用リスクと手数料が高くなりがちなアクティブ運用投信については「慎重であるべき」とした。毎月分配型は論外だが資金の流入実績、資産残高などで一部のアクティブ型には、適用を認める方向だ。また販売手数料が無料の「ノーロードに限るべし」とし信託報酬についても運用形態に応じた上限を示した
■成功体験が目を曇らせる
■まず商品をお客様に示す営業は先がない。お客様の金融資産に関する不安や悩みを聞かせて頂き個別株や投信は当然として、それが不動産であれ、相続であれ、寄り添ってニーズに応えていくべきだ
■人は物事が少しうまく行っていることをどんどん推し進めようとする。不思議なことに、リスクを拡大していくことにはさほど抵抗感を持たなくなる。成功体験がいつまでも続くと過信し暴走していることにすら気づかない

■資産形成を志す初心者としての心構えという程度のものでしかないが、6つ列挙する
手数料の相対的な安さ
税制優遇制度の活用
商品サービスが初心者にも分かりやすいか
変化に対応し長期運用できる商品か
為替リスクに対応出来ているか
運用会社、販売会社からフィデューシャリーを感じられるか
■ある地銀は、投信、保険販売の営業目標を撤廃し負債サイドも含めた最適化サービスをコンサルティング営業で提供していくことに真剣に取り組み始めている
■人口減少が深刻化する日本において資産運用こそが残された成長産業であることは疑いようがない

 

 ▼合わせて読む

・【書評】捨てられる銀行・

・投資法というより考え方 プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?・

・お客は銀行からもらえ!・

・「御社の寿命 あなたの将来は「目利き力」で決まる!」を読んでみて・

・中小企業にとって重要な事業性評価融資とは?・

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【その他】雑誌・ブログ等に記事多数寄稿。


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