書評:代表竹内

「日本の経営」を創るために必要な事とは?

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日本企業が勝つには、新しい「日本流経営」を生み出す必要があるが
理論的な学び程度で終始する方は多い。
同書では経営人材の育成、人の心を動かす戦略、現場の眼が輝く組織など、様々な視点からその姿を探っており
経営者が戦略や組織運営を行う上で重要な点が学べます。

竹内的5段階評価 ★★★★★ 5

事業を元気にする組織概念、人の心を動かす戦略など
さまざまな事が書かれている。特に参考になったのは
「創って、作って、売る」
「スモールイズビューティフル」
「「高い志と仕事の場の大きさと、それからその人が持っている思索の場の深さの3つ」
の3点であり
マインド面で必要なことは
「後進国」メンタリティーをやめること
「論理性」プラス「熱き心」
で行動することです。

終始アメリカ流の後追いではなく、独自の経営スタイルを編み出す事を
重要視していかなければならない。

同書にあるようにまさに逆風こそ、変革の好機である。

リーダーとして同書にもあるように
「人類の歴史上どのような帝国も、その中心に支えられて統治を担うエリートをなくして生き延びた例はない」
つまり幹部や経営人材を育てないといけないと思います。

【同書のチェックポイント】

◆多くの企業が80年代にはその劣化を防ぐための新しい施策を出すべきだったけど、おろそかにしてしまった。なぜなら、お金は潤沢だわ、国際的ランクは上がるわ、勝ち戦だわで考える必要を感じ取れなかったからです。

◆従来の社内研修ではダメだという認識が生まれて、選抜教育で経営者人材を育てようという経営スクールが広がり出したのも90年代後半です

◆オオウチはZタイプ(イコール日本企業)が抱えている潜在的欠点として「外から来る者に恐れを抱きやすい」「外部環境の変化にすばやく対応できない」「従来の組織の信念から外れるものを拒絶しやすい」「そのため新しいアイディアを排斥しやすい」「組織内部がカルチャー的に多様化することに耐えられない」

◆「創って、作って、売る」の機能をワンセット持たせる組織を、なるべく小規模になるようにデザインして、その中で経営リーダーや社員が自律的に計画を組み、意思決定し、事業を推進できる組織を与えると、かなり大きな事業でも途端に元気になります

◆会社は大きいことがいいことだ、ではなくて「スモールイズビューティフル」への発送転換

◆事業というのはそれを造り出す人々の「コミットメント」から生み出されるもの

◆中途半端な勝負で負けるくらいなら、逆に日本はじっくりと長期視点で「人と技術」を大事にするっていうことを考えないと

◆「後進国」メンタリティーこそ、日本でさまざまなゆがんだ経営行動を引き起こしている1つの原因

◆どんなに頭のいい人が作った戦略でも、そこで働く人たちが熱くならなければ意味はないんです。

◆そこで働く人たちが消化できて、熱くなれるストーリーでありながら、彼らに身の丈に合ったジャンプを求めなければならない

◆当時の日本の経営リーダーたちは、今よりもずっと個性が強く、リスク志向で、大粒で骨があり、先見性のある人々が多かったことをわれわれは聞いて知っている

◆一つの工程だけに超スピードの新鋭機械を入れることなど無意味で、むしろ古い機械でいいからスピードを「同期化」させることで、ムダを減らし、在庫を減らし、コストを下げることができる

◆機能分化には社員の「多能工化」の概念が必ず伴わなければなりません。それがうまくデザインされれば、コストを上げることなく、組織の分離ができます

◆物理的に同じところにいると、普通、人間には「場」が生まれます。日常的に、仕事とは関係ないところでも、昼食を一緒に食べたりするからです

◆組織を一気通貫の「スモールイズビューティフル」で細分化させるだけでなく、それぞれの事業ユニットに、ビジネスプランのような仕掛けによって「戦略」の経営リテラシーを入れ込んでいく

◆価値連鎖、時間連鎖、情報連鎖、戦略連鎖の4つが整理されたときにみんなの心がつながってくる、マインド連鎖

◆回り道になるんですが、君らが言ってる原因を取り除いてあげた。だけど何も変わらないじゃないか。君たちは問題の本質を取り違えてたんじゃないかと迫る

◆入り口は戦略8割、終わってみれば人間関係8割

◆最初のロジックを間違えてると、先行きまったく無理ですね。

◆シンプルに理解できないわけですから。そんなの、現場で動くわけがないんです

◆人類の歴史上どのような帝国も、その中心に支えられて統治を担うエリートをなくして生き延びた例はない

◆高い志と仕事の場の大きさと、それからその人が持っている思索の場の深さ、この3つです

◆私が経営者人材の要件として重視するのは、「論理性」プラス「熱き心」です。

 ▼合わせて読む

・これこそ最高の経営の教科書!?・

・マーケティング4.0とは要するに何?・

・【書評】捨てられる銀行・

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自然と営業マンとして必要なマインド、スキル、そしてマネジメントを行う上での原理原則から、今後10年間で必ず問われる、部下との接し方のポイントを学べるようにしたストーリー仕立ての書。



【その他】雑誌・ブログ等に記事多数寄稿。


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