経営者

「思い」を軸にした外国人労働者の活用法とは 後編

皆様、こんにちは。ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の江熊です。

前回は、外国人活用のためには、まずその外国人の人が何を思い日本に来て、そしてどのようになりたいのかを知る事、そして受け手は、どのような意志を持った人材を必要とするのか、を明確にする事の重要性等をお話ししました。

今回は、日本に来る外国人がどのような意志を持ってくるのか、大まかに分類をして、事例等も交えながら、どのように外国人人材を活用し、また共生することで共に発展していくのか、について話をして参れればと思います。

日本に来る外国人の思いや意志の分類

①日本の文化や観光等で楽しみに来る。    例:観光客、短期留学生等

②日本に学びに来て、自分の国に戻り、学んだ事を活かす。   例:長期留学生、技能実習生等

③日本での学び、あるいは、自分の特性を活かして、

③-1自身の国と日本両方に貢献する。   例:輸出入業者、翻訳者等
③-2上記に加え、他の国にも貢献する。   例:在日外国人支援者、旅行業者等

④日本で学び、自身の特性を活かしながら日本をベースにして生活や仕事をする。

④-1日本やその地域等の需要にあわせた仕事をする。   例:スーパーの店員、工場労働者等
④-2自分の専門性を活かして仕事をする。   例:技術者、法律家等
④-3 日本の課題解決、魅力創造等のために仕事をする。   例:伝統工芸業者、アニメ産業関係者等

日本に来る外国人の思いや意志の分類の活かし方

イメージがつきやすいように、大まかにですが具体的な仕事の例も各項目に付けました。

実際は一人の中で複数の思いや動機があり、その割合や優先順位はどれが高いのか、という話になりますし、また時の移り変わりによっても変化していきます。

技能実習生のキャリアコンサルティングを行っている時に、日本で技能を学んで国に帰って会社を興したいという方や、あるいは、今働いている会社で自分の国に進出して活躍したい、という方もおられました。

前者であれば主に②に分類されるでしょうし、後者は、主に③-1となるでしょう。

もちろん他の分類の要素も含まれると思いますし、総合的に見ていく事も重要ですが、今の段階でどれが本人の優先順位が高いか、を分析して、その思いをどのようにすれば形にできるのか、を周りと共に考えて実践していけば、より良いパフォーマンスを発揮し、生産性も上がる可能性が高まります。

例として、日本で技術や知識を学んでそれを活かしたい人(③優先)にはそれらの教育を行える環境をできる限り整えたり、あるいは、母国の経済状況や社会情勢等の自習する機会を与えたり、それをまた会社と共有しあうような取り組みも良いかもしれません。

自身の専門性を活かしたい人(④-2優先)には、その専門性を活かすために必要な語学(日本語)や、それが日本で適用しながら実践できるような場を積極的に提供する、日本の課題解決(④-3優先)のために来た人のためには自身が課題だと思う事を探求し、研究する機会を与えるとともに、今行っている仕事とそれが結びつくようなキャリアコンサルティングを行う等、より一人一人の思いを形にしていきながら、会社や地域を活性化していく方法を模索していくことも可能です。

結局、どのような人材に来てもらいたいのか

上の様な分類を参考にして、自身の会社や地域等にどのような思いや意志を持った外国人の方に来てほしいのか、イメージをして、外国人の方と接したり、リクルーティングする事も肝要となります。

上記の技能実習生の中でも様々な思いを持っている方がおり、あるいは、日本にすでに定住されている方の相談等を受けていても、どのような思いを持って仕事や生活をされているかは千差万別です。

また、それぞれの思いやニーズによって取得すべきビザ、在住資格やシステムも違い、もし自身の思いややりたい事が在住資格等により制限されれば、本人にとっても会社や組織等にとっても非効率な事となります。

日本で働く場合、外国人の方は日本人と比べて様々な制約やハンディキャップがあるからこそ、よりその人の思いやビジョンを明確にしていく事が、外国人労働者の活用において今後より重要な要素となっていきます。

今後日本ではますます人材不足が進んでいく中、外国人人材の活用は日本にとっても急務となりますが、その外国人の方々が、なんのために来て、どのようになりたいのか、そして、受け入れる側の会社や日本側も、なんのために外国人人材をいれて、どのような役割を担っていってほしいのか、明確にしながら進めていく事が両者にとっても重要でありますし、専門的に教育や人材開発に携わる者としては、社会全体がその認識を深めながら、外国人の活用を推進していくよう、組織、あるいは個別サポートを行って参れればと思います。

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