経営者

「むちゃぶり」で日本一 ~忍者の町のスーパーメーカー~を読んで

皆様、こんにちは!
ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の深瀬です。

今回は『「むちゃぶり」で日本一 忍者の町のスーパーメーカー』についての書評をご紹介させて頂きます。

参考文献:「「むちゃぶり」で日本一 忍者の町のスーパーメーカー
福井 一仁(署) 出版社: 幻冬舎

舞台の概要

 この本の著者であります、福井一仁さんはベアリング部品製造メーカーである「株式会社 ミヤケ」の現代表取締役社長です。

株式会社ミヤケは1939年大阪で創業し、今年で創業80年を迎えます。現在は三重県伊賀市に本社・滋賀県をはじめ海外にも工場を構えています。

2017年度は売上高171億円、もうじき200億円突破も見込まれており、まさに業界トップ企業として走っている企業であります。

地方都市でトップ企業になったわけ:それが『むちゃぶり』

 業界トップ企業として、今や海外の同業の経営者も視察に来るほどクローズアップされているとのこと。なぜここまで成長することが出来たのでしょうか。

その答えとして、「ミヤケ流の『むちゃぶり』」で人材を育ててきたことにあると著者は語ります。

 『むちゃぶり』といいますと、無理問答な事柄を要求すること、あるいはテレビ番組でよくある、笑いをとるための振りでよく使われています。

しかし、ミヤケ流は少し違います。実は3つのポイントがあります。

  1. 専門外の人材を起用する
  2. 通常業務とは異なる非日常間の演出
  3. 自主性の尊重

 普段の仕事と異なることを体験させることで自ら考える力を、自主性を尊重することで自ら周りの関係者(自社社員や関係業者)を巻き込ませる折衝力を身につけさせることが出来るのではないかと感じました。

これらの力が本書内で述べられている「経営脳」に成長させるための過程となるのです。ミヤケでは社員に「経営脳」をつけてもらうことを期待しているのです。

『むちゃぶり』はどの部署でも行われている

 本書では、多数行われてきた『むちゃぶり』の中から4つのストーリーが紹介されています。私が最も共鳴したものが、「総務女性社員による社員食堂改革」です。書評を書いています私も総務経理というスタッフ部門に所属していることから最も身に感ずるものであるからです。

 大まかなあらすじをご紹介します。

本社・滋賀県の工場は市街地から離れており、食事を手配するのも一苦労な場所です。そこで当時の経営者が社員に温かいご飯を提供したいとの思いから社員食堂を設置。当時は個人負担でした。アンケートをとってみたところ、普段から利用する方もいる一方、全く利用しない人が15%ほどいたとのこと。ここまでは社員食堂を保有している企業であればよくある話かもしれません。

 しかし、当時の経営者達はこの結果に衝撃を受けたとのこと。昼食を笑顔で楽しんでもらいたい・昼食のために出社してもらいたい思いがあったためです。そこでこの社員食堂改革を任されたのが当時入社2年目であった総務の女性社員でした。

 むちゃぶりを指示したものは、

  • 社員みんなが満足して利用できる社員食堂に変える
  • 週に1度はビュッフェ形式にする
  • 期限を設けて全額会社負担に変更する

 あまりにも無謀なのかもしれませんが、見事に達成させました。達成までには委託業者変更の折衝、設備投資についての稟議、コストの計算、社員へのアンケート調査といった周りを巻き込むことをされたとのこと。これらは普段の総務業務とは異なるものがほとんどです。

具体的な苦労話は書籍にて。

 総務の仕事はどのようなものかと想像すると、突発的な対応もありますが決まった業務を粛々と行うという、あまり目立たないお仕事なのかもしれません。

『むちゃぶり』の効果

 ご本人の後日談として、

 ・食堂の工夫を行い、皆の笑顔を見る事で人を支える総務にやりがいを持った

 ・自分の力で社員を喜ばせたり、楽に仕事ができるようになれるかを考えられるようになった

 また著者もこの件において、解決のために周囲の人をどのように巻き込むのかを考えるクセをつけられたのではないかと語っています。

さいごに

 自分で考えて動く力を身につかせることで人財育成力をつける要素になる良い例だと感じるエピソードでした。皆様も負けていられませんね!

 他にも新しい設備を導入した話・海外工場を立ち上げた話もあります。

参考文献:「「むちゃぶり」で日本一 忍者の町のスーパーメーカー
福井 一仁(署) 出版社: 幻冬舎

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